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企業年金の経済学
―年金制度と生産性―
みずほ年金研究所 監訳

A5判上製/354ページ

定価 4,200円(税込)

発行 2000年10月

ISBN: 978-4-916106-50-6

 
  米国に学ぶ年金制度の経済分析。年金のプロ集団による完全邦訳。
人材の選別・確保・保持は生産性向上の観点から重要課題であり、年金制度はそれを実現する有効なツールである。
   
 
 

第T部 年金制度が労働者の行動に与える影響
第1章 私的年金市場の展開
 1.1 暗黙的年金契約
 1.2 掛金建て制度の出現
 1.3 給付建て制度の需要に対する401(k)制度の影響
 1.4 内部割引率と年金制度
第2章 暗黙的契約としての給付建て制度
 2.1 年金制度と引退行動
 2.2 企業を過度に早く退職すること
 2.3 年金制度と流動性の理論
 2.4 暗黙的契約モデルを裏付ける証拠
 2.5 結語
第3章 年金制度が退職率に与える影響
 3.1 退職を減少させる従来型の解決策:賃金傾斜
 3.2 年金キャピタルロス
 3.3 長期勤務の実証的モデル
 3.4 年金制度と賃金傾斜が退職率に与える影響
 3.5 結語
第4章 連邦政府における退職と引退
 4.1 連邦政府における退職コスト
 4.2 年金給付を高くすることは連邦職員の退職率を低下させることの要因となるか?
 4.3 競争力のある賃金の指標としての退職率
 4.4 連邦職員は「予定どおり」退職するか(その検証)
 4.5 結語
第5章 年金制度と引退パターン
 5.1 早期引退給付の経済的意義
 5.2 数理的減額係数と経済的減額係数
 5.3 1993年における中規模および大規模企業の減額係数
 5.4 早期引退のインセンティブに影響するその他の要素
 5.5 標本とした企業の引退年齢と勤務年数の特徴
 5.6 結語
第6章 1970年以降の引退時期の早期化と年金制度の役割
 6.1 社会保証制度の変化
 6.2 私的年金制度の変化
 6.3 理論の検証:連邦職員の引退
 6.4 結語
第U部 年金制度の仕訳け効果
第7章 掛金建て制度の成長の説明に向けて
 7.1 雇用の移動を差し引く
 7.2 制度の選択の変化を理解するために
 7.3 結語
第8章 制度形態と仕訳け
 8.1 長期就労契約割増金のモデル
 8.2 長期勤務の市場均衡
 8.3 結語
第9章 高割引者に対する退職の勧奨 
 9.1 質の高い労働者としての低割引者
 9.2 内部割引率と選別
 9.3 高割引者の仕訳
 9.4 退職と一時金に関する検証
 9.5 結語
第10章 給与と生産性との関連付け:401(k)制度
 10.1 401(k)制度の仕訳けモデル
 10.2 監視を行う大企業と補助掛金の検証
 10.3 掛金拠出者と非拠出者との品質格差の証左
 10.4 事業主補助と401(k)掛金
 10.5 結語
第11章 隠れた労働者特性としての信頼性
 11.1 欠勤すること
 11.2 データ考察の第一段階
 11.3 所属するグループの評判による効果
 11.4 信頼性の発信
 11.5 住民現況調査のデータ
 11.6 仕訳けの問題
 11.7 結語
第12章 税の考慮と制度の選択
 12.1 監視費用の違い
 12.2 二分された年金課税政策
 12.3 掛金建て制度に有利となる制度の歪み
 12.4 2つの給付建て制度に関する税の取扱いの実例
 12.5 制度形成の意義
 12.6 非差別規制を充足させるための補助掛金の有効性
 12.7 結語
第V部 内部割引率と公共政策
第13章 低割引者のための年金課税政策
 13.1 年金の課税政策がいかに重要化
 13.2 年金制度への政策提言
 13.3 結語
第14章 動機付け、高割引者、社会保障
 14.1 社会保障賦課金の純粋な税金への変化
 14.2 私的年金制度の原則を社会保障制度へ適用
 14.3 補足的保障所得制度の動機付け効果
 14.4 高割引者の老齢期の貧困を減少させるための政策変更
 14.5 結語
 6.経営のイエイ決定への活用と課題
 7.結語
第15章 障害及びメディケア制度の改革
 15.1 傷害補償制度より生ずる悩み
 15.2 傷害保険制度改革の提言
 15.3 メディケアとメディケイド
 15.4 メディケア,メディケイドのための引換券による解決法
 15.5 結語