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米国で著名なデイトレーダー養成機関プリスティーンの創始者オリバー・ベレスの発想も言及しながら、デイトレードの今日的意義や、留意点を解説。 <1> デイトレードのメリット・デメリット (定義/背景/意義/実践のポイント) <2> デイトレードの考え方・留意点〜マーケット構造の理解 (マーケットの変動に関する理論/相場変動の読み方) <3> 短期売買の心構え (オリバー・ベレスの発想を言及しながら、デイトレードのポイント54項目を解説) |
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![]() NO.10 「林 康史のデイトレード実践講座」 ビデオテキスト P24より 安値で買うためには、下落する銘柄を買うことに集中しなければならない。他方で、我々の本当の望みは株価が上昇することである。支離滅裂ではないか。行き先が逆の列車に少しでも乗ろうと思うだろうか。西に行くためにはまず東へ向かわなければならないなんて、6歳の子供でも、とてつもない時間の浪費であることがわかるだろう。特に、直接東へ向かうことができるならばなおさらである。 我々が望まない行動を見せている銘柄に集中し、我々が望む行動をとることを期待するなどということは、憶測やギャンブル以外の何物でもないのである。 [短期の]ポジションをとる時には、ある程度、比較的短い時間の間に目標株価に到達できる確信がなければならない。投資家にとって時間は友人であるが、熟練した短期トレーダーにとって時間は宿敵である。下落している銘柄が上昇に転じる可能性はあるが、熟練したトレーダーは株価が上昇するのを待って全精力を傾けてポジションをとる。これは、彼らが買い遅れるということを意味するのではなく、彼らがより賢く買っている証なのだ。[略]既に目的地に向かっている列車に飛び乗るほうが、どこへ行くかわからない列車に乗って最終的には目的地へ行くことを望むよりもはるかに賢い行動である。 マーケットに関するマクロ(中期から長期)の視点はデイトレーダーの世界にはほとんど関係ないという[略]のは間違いである。 マクロからミクロへのアプローチは非常に知的な短期の戦略を構築する一助となる。 最も優秀なトレーダーは常に以下の2つの質問を自らに投げかけている。 1) 目の前で生じている事象からいかに利益をあげるか。 2) 今後、生じ得る事象に対していかに準備をするか。 最初の質問(ミクロの部分)は日々の堅実な利益をもたらすものである。しかし、大幅な利益は常に第2の質問によりもたらされる。 ポジション・トレードやスウィング・トレードは富を築くことを主眼においたものである。他方、デイトレードは日々の生活の糧を得るものである。両方の取引スタイルに熟練したトレーダーは決して金銭的に困ることはない。 臆病者は危険が訪れる前におびえ、腰抜けは危険の最中におびえ、勇者は危険の去った後におびえると言われる。 マーケットが不確実性を増し困難な局面になった時には、これらの会社の若いファンド・マネジャーたちは間違いなくパニックに陥って狼狽するのである(米国の投信運用会社のファンド・マネジャーの平均年齢は30歳以下である)。かつてマーケットが急落した局面で、我々に日々アドバイスを求めている若いマネジャーが言った言葉は、これらプロの人間の恐怖を絶妙に表現していた。「オリバー、今回に限っては、本当に不安だ。いったい何が起こっているのか見当もつかないが、突然、自分がひどく腹の減っている人のところに配達されているピザになったような気分だ」。このような言葉を聞くと、彼らが多くの米国人の財産を預かっていることが心配になる。しかし、最も恐ろしいことは何十億ドルもの資金を運用しているファンド・マネジャーが1つのことを実行することしか知らないということなのである。たった1つのアプローチである。彼らは1つの手段しか有していない。1つの方法論、1つのアプローチである。彼らは、さらに買うことしか知らないのである。なぜ、そうなのだろうか。それは90年代を通じて、その方法が魔法のようにうまくいったからである。p.268 [なぜ常識を疑わなければならなくなったのか……。常識は、世の中が作り出すもので、世の中が変化したということではないか。例えば、株価がジグザグしつつ右肩あがりであれば、余裕資金を少しずつ投資するというドルコストは悪い方法ではなかったかもしれない……。勝ちが続いた後が怖いのも同じ理由だ] これらのファンド・マネジャーの名誉のために言っておくと、それ以外に選択肢がなかったのである。ポートフォリオの200万株が急落している時に何ができるだろうか。 |
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